タニコー株式会社

タニコーは業務用厨房機器メーカーとして、お客様のニーズに合った厨房機器及び厨房のトータルコンサルタントを行ってまいります。

まかないご飯

■『柿ピーの柿の種とピーナッツの黄金比率について』

暑かった・・・。
今年の夏は本当に暑かった。

毎日当たり前のように気温は30℃を超え、体温さえも上回るという日が続いたこともあった。40℃以上を観測した地域もあり、日本全体がまさにヒートアイランドであった。
健康だけが取り得の私もこの夏生まれて初めて熱中症にかかり、今世界規模で問題になっている地球温暖化の恐ろしさを痛感した、そんな夏だった。

地球温暖化の主な原因は、大気中の『温室効果ガス』の増加にあるといわれている。
大気中の成分比率が安定することで地球環境も安定する。
しかし温室効果ガスが増加し大気中の成分比率が崩れることで、環境が乱れ、世界各地で異常気象や自然災害が発生する。このまま地球温暖化が進むと、将来水没してしまう国さえあるという。
では地球から温室効果ガスが無くなってしまえばいいのかというと、そうではない。
温室効果ガスが存在することによって地球は適温を保っており、温室効果ガスが無かった場合、地球の気温は今よりも数十℃低くなると言われている。
大気が絶妙なバランスを保つことで、生物は地球上で生きていけるのである。

そして今そのバランスが崩れかけている。
この夏の猛暑も地球が悲鳴をあげていたのかもしれない。
地球はどうなってしまうのだろうか?
何か自分に出来ることは無いのか?
そんなことを考えつつ、私は酒を飲んでいた。
「明日は出張で朝早い。もうそろそろ寝よう。」そう思い、つまみに食べていた柿ピーに手を伸ばす。

練ったもち米を細かく切り、表面を醤油などでコーティングして味付けして焼いた菓子 “柿の種”と、“ピーナッツ”を混ぜたお菓子、柿ピー。
“柿の種”のしょっぱさと“ピーナッツ”のほのかな甘さがうまく調和している。
誰もが一度は食べたことがあろう、おつまみの定番である。

「柿ピーは異質なものがうまくバランスを取って存在している。
“柿の種”と、“ピーナッツ”の黄金比率は存在するのだろうか?」
ふと1つの疑問が頭を過ぎる。
「もしかしたら、崩れかけた地球のバランスを取り戻すヒントが得られるかもしれない。」
そう思い、私は同士を集い、柿ピーの黄金比率について調査することにした。


調査目的: 柿ピーの柿の種とピーナッツの黄金比率を求め、地球温暖化に歯止めをかける為のヒントを得る。
調査内容: 今回は柿ピーを、計6社7サンプル用意し、柿の種とピーナッツの数を数え、その比率を求める。1サンプルに対し3パックずつ計測を行う。

サンプル1

サンプル2

サンプル3

サンプル4

サンプル5

サンプル6

サンプル7
調査結果: 7サンプルどれも微妙に味が違い、比率に関してもばらつきがあった。
下表に結果をまとめる。
考察: 各社それぞれ味や比率に違いがあり、今回の結果からは黄金比率を求めることが出来なかったが、おそらく柿の種とピーナッツの比率は6:4から7:3が一般的だろうと予想できる。ほとんどの製品がピーナッツの数よりも柿の種の数が多いことから、あくまで柿の種をメインとし、ピーナッツを引き立て役として位置づけている各社の戦略が見て取れる。
各社それぞれ工夫をしていて好みが分かれるであろう。
この調査結果を基に、自分に合った柿ピーを見つけて欲しい。
因みに私が柿ピーを口にする際は、種を2つ食した後に、ピーナッツを1つ食す。すると、口の中でこの二つが調和し合いなんとも言えぬ、風味と味を醸し出す。これが私の柿ピー黄金比だ。

今回の調査では“柿の種”と、“ピーナッツ”の黄金比率は求められず、目的であった地球温暖化に歯止めをかける為のヒントは得ることが出来なかった。

残ったのは机の上にきれいに並べられた柿の種3482個とピーナッツ1764個のみである。
私たちは必死に柿ピーを口に詰め込んだ。
しかしいっこうに減る気配が無い。むしろ増えている気さえした。

我々は厨房機器メーカーの社員である。食に携わる者として食品を捨てることは断じてあってはならない。
何よりゴミを増やすことは地球環境に悪影響を与え、今回の調査の目的と相反する結果を生むこととなる。

私はこれらを有効活用するため、膨大な研究論文を読みあさり、柿ピーの事を調べ始めた。
この研究の続きは「柿ピーを使って料理をしよう」に続く