VOICE

パステリア&
ドルチェ
マローネ
大阪/大阪市北区
心とカラダをキレイにする、厳選野菜のカジュアルイタリアン「パステリア&ドルチェ マローネ」

アフターコロナを見据えて2021年10月にオープンさせたのが、若手女性をメインターゲットに据えた「パステリア&ドルチェ マローネ」。梅田から徒歩圏内のおしゃれタウン。中崎町のナチュラシックな店構えが目印だ。

明るく開放感のある店内で楽しめるのは、自慢の生パスタや自家製ドルチェ。SNSでも徐々に話題性が広がり、お目当ての商品を求めて友達同士やカップルを中心に平日でも賑わいを見せている。

ランチ・カフェ・ディナーの時間帯ごとに違った料理を楽しめることも人気の理由の一つ。各テーブルには飛沫防止ボードを設置し、入店時にはアルコール消毒と検温を行いウイルス感染防止策も万全。

コロナ禍でのオープンとなったが、評判も客足も上々。ターゲットだった若い女性客はもちろん、地元のシニアたちも多く訪れる人気店となった。併設されたテイクアウトカウンターで買える総菜パン(パニーニ)や豊富なドルチェを目当てに訪れる常連客も多い。早くも中崎町の新名所として、同店は街にしっくり溶け込んでいる。


外観
店内
テイクアウト
マネジャー 増井宏充 氏株式会社アサヒディード
マネジャー 増井宏充 氏

【開業当初の想い】朝から夜まで営業できて、お酒に頼らずに成り立つ、20代~30代女性に向けたレストランをつくりたい。コロナ禍の真っ只中に、そんな思いからスタートしました。ベースとなるのは、スローフードの考え方。どんなものを使っているのかわからないような、濃い味つけの料理をパパッと食べるのではなく、素材を感じながらゆったりした空間で食事を楽しんでいただきたかったのです。そこで、イタリアンのコース料理から、前菜とパスタ、そしてドルチェを抜き出すスタイルにしました。イタリアンというとガーリックのイメージが強いと思うのですが、香りや風味が強すぎて、素材が負けてしまうことがある。そこで思い切って、ガーリックを使わないスタイルでいくことにしました。

タニコーさんが信頼できるということは、前々から聞いてはいたのですが、色々あってお願いする機会に恵まれなかったのです。それで今回、ぜひ頼んでみたいと思っていたところ、奇跡のようなタイミングで、タニコーさんからコンタクトがあった。そこからは、話がとてもスムーズに進んだと思っています。

店づくりで一番譲れなかったことは、とにかく座席スペースを広くとりたい、ということ。空間にゆとりをもたせたかったので、「厨房は、なんとかこの幅で収めたい」という絶対条件がありました。客数を多く取るのではなく、イタリアの路地にあるレストランのテラスのように、広々としたスペースにしたかったのです。最初の計画では、厨房が今のスペースの1.5倍くらいありました。「最低限の設備を入れるとすると、これくらいになってしまう」ということだったのですが、それだとこちらがイメージしている客席が確保できない。そこで、「厨房のスペースを30%カットして、厨房設備を全部入れてください」と無茶なお願いをしたわけです。

動線を考え直したり、スペースに収まる機器を探してもらったりした結果、当初より30%カットした空間での厨房が完成。コスパも満足いくもので、タニコーさんにお願いして良かったと思っています。もちろん設備の完成度も高く、アルバイトスタッフでも操作できるうえに、動線にも無駄がない。効率よく必要最低限のものが揃っているので、「使い勝手が最高だ」とシェフも満足しています。

20代~30代女性をメインターゲットにした店づくりにおいて、「マローネ」は実験店舗でした。この成果を糧に、今後はより効率よくお客さまにも還元できる店をつくっていきたい。最終的には、大手のイタリアンファミレスチェーンのように、パッケージングしていきたいと考えています。

厨房
厨房
料理写真
大阪営業所 営業二課 北川 慎一郎大阪営業所 営業二課
北川 慎一郎

「厨房のスペースを30%カットして、必要な機器を全部入れたい」。

最初にその要望を聞いたときには、正直、相当厳しいなと思いました。けれども、目的がはっきりしていて、本音で話をしてもらえていたことから、「その思いに応えていけばいいんだ」と思えるようになっていったのです。

そこでまずは、最低限必要になる厨房機器を限られたスペースに収めるところからスタート。「動線うんぬんの前に、そもそも冷蔵庫の扉は開くのか?」などと、いろいろな面から検証していきました。それから試行錯誤を繰り返し、対応できる機器を探してはご提案。増井さまからは「コストパフォーマンスを大事にしながらつくってほしい」と言われていたこともあり、社内、社外、たくさんの方にご協力頂き、要望に至る厨房を実現することができました。

動線に関しては、弊社の設計担当者と何度もシミュレーションを重ねました。結果として、当初の予想よりもずっとスムーズに完成できたと思います。最後まで決まらなかったのが、スチームコンベクションを入れるかどうかでした。コンパクトなタニコー最新のスチコンが、省スペースに収まることがわかったので、使い勝手などを細かく説明。今後の展開や使いやすさも考えて提案した結果、最終的に設置することになりました。

増井さまの「ファミリーレストランチェーンのようなパッケージングにしていきたい」というご要望に対して、タニコーにはそれに応えられる培ったノウハウがあると思っています。将来的には「マローネ」がご当地チェーン店のように、力を伸ばしていくと確信していますので、ぜひ、今後も共に歩んでいければと思っております。

厨房
厨房
オーナーと担当者
タニコー株式会社 / 飲食店 / VOICE / パステリア&ドルチェ マローネ

ページのトップへ