タニコー株式会社

タニコーは業務用厨房機器メーカーとして、お客様のニーズに合った厨房機器及び厨房のトータルコンサルタントを行ってまいります。

tanico MAGIC 匠の仕事

tanico MAGIC|匠の仕事:System Kitchen Gallery 02 | ○邸 ○○県○○市

キッチンコンセプト:「シンプルでかっこよくて素敵なキッチン」

担当者からのコメント

 海の青と空の青、木の緑、この3つを臨める見晴らしの良い高台に1階(※写真左)はご両親、2階(※写真上)はご夫妻とお子様3人が暮らす二世帯住宅を計画されました。今回は、2階のキッチンを中心にご紹介します。

タニコーのキッチンを選んだ理由

 ご夫妻は様々なメーカーのキッチンをご覧になり、当社のシステムキッチンが細かな部分まで、カスタムメイドが可能であること、ステンレスキッチンの重厚感や存在感が決め手となって、当社のキッチンをお選びいただきました。また、メンテナンスにもご注目いただき、全国営業所での迅速な対応ができる当社のネットワークも決め手の一つとなったようです。

キッチンへのご要望

 インテリアに大変興味があり、内装はもちろん家具や照明にいたるまで、こだわりを持っているご夫妻です。キッチンも、単なる料理を作る場所というだけではなく、インテリアの一つ、家具の一つであるというお考えのため、意匠性には充分に気を配り、見える部分は当然ですが、見えにくいディティールまでこだわり、完成しました。
 初めてのお打ち合わせ時には、お客様ご自身がイメージする手書きのキッチンプラン図をお持ちになりました。このイメージを実現するため、コンロやシンク位置、引出の割り付けはほとんど変更することなく、まさにお客様のイメージ通りのキッチンをご提供することができました。

  • 引き戸型トールキャビネット
  • キャビネットの収納
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加工|引き戸型トールキャビネット

ステンレス削り出しハンドル

 通常使用する10cmから75cmのハンドルでも、ステンレス材は歪みやすく、製作には高い技術を要します。それにも増して、今回のハンドル(※写真上)は218cm と長いため、製作はさらに困難を極めました。
 ステンレスを加工する際には、硬さや強さを増し、仕上がりの成型精度を上げるために、ステンレスの板材に焼鈍(しょうどん)を施してからステンレスを削り出します。しかし、この処理をしたからと言って、ステンレスが歪まなくなるわけではありません。
 今回のハンドルは、一回では削り出すことができず、通常使用している型を少しづつずらしながら削っていくため、なかなか作業が進みませんでした。
 製作は想像以上に困難で、試行錯誤を繰り返すうちに、気がつけば、このハンドルの完成までに3日間もの時間を費やしていました。

棚受け

 目につきにくい場所にある棚受け(※写真下)は、こちらもハンドル同様、一本、一本手作業で作っており、最後に研磨をするという贅沢な作りです。

焼鈍(しようどん)
金属やガラスの熱処理操作の一つ。金属・ガラスをある温度に加熱した後、ゆっくりと冷却すること。 内部組織の均質化、内部応力の除去のために行う処理。軟化焼き鈍し、応力除去焼き鈍しなどがある。焼鈍(しようどん)。なまし。

収納|トールキャビネットの収納

 トールキャビネットはキッチンをすっきり見せたいというご要望をうけ、炊飯器を始めとした様々な種類の物を効率よく収納するため、4つのタイプの収納棚を設けました。

使い勝手のいい収納

 上段にある観音扉仕様の戸棚(1)は、棚の位置を自由に変えられる自在中棚付です。さらに、感知式地震対策ラッチ(通常は自由に開閉ができ、地震で揺れている時だけ扉をロックし、揺れが止まると自動的に解除する装置。)も装備し、安全面にも配慮しています。
 大きい物だけではなく、小物を収納できるように、内引出仕様の収納キャビネット(4)も設け、内引出を出せば奧に収納した物も一目で分かり取り出し易い仕様です。

こんな物も収納可能

 炊飯器は、専用の棚に収納できるようにしました。炊飯器収納棚(2)は、炊飯したり、盛り付けたりする際には扉を開けてレールを引出し使用し、使用しない時は扉を閉め収納できるので、キッチンをすっきりと見せることができます。
 組込式の電気オーブンレンジ(3)は「Miele(ドイツのミーレ社)」です。当社は設備機器全般において使用メーカーを定めていないため、国内外を問わず、設置条件に問題がなければ、お客様がご希望する機器を組み込むことが可能です。

  • 観音扉仕様の戸棚
  • 炊飯機収納棚
  • 4. 内引出仕様のキャビネット

ステンレスバー

 「清掃性が良く、余計な物はなるべく目に入らないようにしてほしい」というご要望でしたので、既製品のステンレスバーは使用せず、一から製作しました。
 ステンレスバーを取り付けている金具を壁に埋め込むことによって、見た目がすっきりとし、さらに清掃性に配慮したものとなりました。

平棚/レードル掛け

 「調味料を置くための平棚には、おたまやフライパン等を掛けたい」という奥様のご要望で、ステンレスバー同様の仕上げとなるよう製作しました。
 業務用厨房の仕様を反映させ、平棚の上部はゴミ溜まりを防ぐために斜めにカットしました。

シンク

 今回はご夫妻のご要望で、幅1m の大きいサイズのシンクを製作いたしました。当社のシンクはプレス(ステンレス板に型を押して作る)ではなく、ステンレス板を折り上げて溶接しているため、深さや間口サイズは、ミリ単位でお客様のご要望通りの大きさでの製作が可能です。
 キッチン部分の壁面パネルは周りの壁に合わせてタイルやキッチンパネルを使用することが多いですが、今回はお客様からのご要望で、ステンレスのパネルを使用しました。

加工|ステンレスワークトップ

一枚板で仕上げた間口4m、厚みのあるワークトップ

 間口4m、板厚1.5mmのステンレスワークトップは途中で溶接をせず、一枚板のステンレスで仕上げました。
 今回のワークトップは長いため、ドリップガード(高さ15mmの水返し)加工は通常の製作工程で行うとステンレスに歪みが生じ、均一な仕上がりになりません。そのため、加工の際は使用する機械を調節し、全体的なバランスを見ながら少しずつ、じっくりと作業を進め、均一で美しい折に仕上がるように製作しました。

図面


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